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観光情報  八郎祭り
伝説のロマン、三湖物語の「八郎太郎」の郷

 昭和42年から始められたこの祭りは、田沢湖の辰子姫も登場する壮大な秋田の三湖に伝わる伝説を具現化したものです。
 体長64メートルの八郎龍、そして辰子龍が男若衆、女若衆にかつがれ町内を練り歩きます。
ミスター八郎太郎、ミス辰子姫 並びに 龍体の担ぎ手、八郎音頭の踊り手を募集しております

毎年8月16日開催
「はちろう祭り」

八郎湖、十和田湖、田沢湖に古くから言い伝えられている 伝説、「三湖物語」の具現化を目指し、毎年8月16日に男若衆・女若衆が全長約70mの 巨竜を担いで威勢よく町内を練り巡る祭り



八郎太郎伝説
 鹿角の里に住んでいた八郎太郎は、仲間二人と一緒に山仕事に出かけました。食事の準備で谷川に水をくみに行った八郎太郎は、三匹のイワナをつかまえ、串に刺して焼きながら二人の仲間が帰るのを待っていました。 ところが、あまりのおいしそうな香りに、三匹残らず食べてしまったのです。
 山のおきてでは、山で穫れたものは仲よく分けることになっていたのですが、八郎太郎はこのおきてを破ってしまったのです。するとどうでしょう。胸が焼けるように熱くなり、のどが渇きます。谷川に顔をつけ、がぶがぶと水を飲み続けた八郎太郎は、三十余丈(約90m)の龍に変身してしまいました。
 この八郎龍がせき止めてつくったのが十和田湖です。八郎太郎は十和田湖の主として、長い間静かに暮らしていました。 しかし、湖の主の座をかけた南祖坊との戦いに破れ、八郎太郎は十和田湖を追われてしまいました。それから新しい住みかを探して歩き続けた八郎太郎は、男鹿の島が見えるところまでやってきて、大地震と大洪水をおこし、大きな湖をつくりました。これが八郎潟です。
 時がたち、八郎潟におちついた八郎太郎は田沢湖の辰子姫と出会い、冬の間は田沢湖で二人仲よく暮らすようになりました。そのため田沢湖は二人の仲のようにますます深くなり、冬でも凍ることがありません。反対に、八郎潟はしだいに浅くなり、八郎太郎が留守にしている冬は、一面に凍りつくようになったといわれています。
 八郎太郎は冬になると旅姿になって、田沢湖の辰子姫のもとに通いました。 昭和町で毎年8月16日に行われる「八郎祭り」は、秋田の三湖に伝わる、この壮大な伝説を具現化したものです。体長64mの八郎龍、そして辰子龍が男若衆、女若衆に担がれ町内を練り歩きます。

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