千田佐市商店

昭和町歴史民俗資料館のページもご覧ください

←前のページ    次のページ→

Home  ▲

タタキ

 氷上漁業や船曳き網漁業に照明用具として使用した。松脂をボロ布で巻き外側を笹の葉、竹の子の皮で包む。燃えかすをたたくとまた勢い良く燃えるのでこの名がある。

アシダカ

 徒歩で行う曳き網漁業の時やシジミ貝採りの場合など水に入って行うとき水位が深いところではこの「アシダカ」をはき、身長を補う。

セコイタ

氷上漁業や徒歩漁業などの時に使用。氷上漁業の時には「シコミアナ」から網を入れ、左右に分かれてソデ網を張り回すが、それぞれの曳き網に4〜5のヒクコ(曳子)が引く。そのときセコイタを腰にあてて引く。
 セコイタの材料は「ケヤキ」「ナラ」「イタヤ」などの堅木を使う。

モクトリハサミ

 「モク」は八郎潟に叢生する藻を総称していう。モクトリハサミの構造は簡単で4bぐらいの長い棒を上の方を結び又状に作るだけである。春先から初夏にかけてモク取りを行い、田畑の肥料、布団綿の代用品として利用された。

うたせ舟

 うたせ舟は、大正初期に霞ヶ浦の「シラウオ帆曳き網漁業」を山本郡浜口村(現・八竜町)の坂本氏によって取り入れられたといわれている。
うたせ舟で行う期間は9月上旬から12月の結氷期前までで、主にシラウオ漁に使われた。

←前のページ    次のページ→

〒018-1401 
秋田県南秋田郡昭和町大久保字片田千刈田428-3
株式会社 千田佐市商店  


Copyright(C) CHIDASAICHI-SHOTEN Inc.