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センバコキ

 「千歯扱き」と書くが、センバは千把の意味らしい。江戸初期に大坂で発明されたという。考え出される前は、寡婦たちが扱き箸というものに穂を1本1本はさめて脱穀した。大正期に千歯扱きを改良された「足踏脱穀機」である。

箕(み)

 脱穀の皮や籾殻・糠等をふるい除くに用いる農具。年中行事に餅を丸くするのも使われる。南秋田郡の多くの箕は秋田市太平地区のイタヤ細工の使ったものが多い。

横槌(よこづち)

 ワラ細工にはかかせない道具で、石・木の台でワラを打って柔らかくする。横槌の材料は1本の堅木で削り形を整えて作る。主にケヤキを使用。この横槌はまた葬式の呪具にも使われる。年に2人の葬式のでる家では3人目の代わりと言って横槌を棺の中に入れてやったり、川に流したりする。

鍬(くわ)

 鍬には風呂鍬と金鍬に分けられ、風呂鍬とは木製の台(ふろ)に柄が取り付けてあり、その台部に鉄の刃をはめたものである。金鍬は錬鉄製の刃を直接柄にすげたものである。

風呂鍬から金鍬に移行したのは明治末から大正期である。風呂鍬の台は自然の立木を利用したものも多い。地方によって鍬は様々な形をしているので注意してみるとおもしろいものである。

馬鍬(まんが)

 マンガはマグワの訛で田植えの代掻きに馬や牛に引かせてい用いる。牛馬の口をとる人と、マンガオシと2人で作業をする。マンガノコ(ケン)はふるいものは堅木を使っていた。
 マンガノコ(ケン)の数も様々で、9,11,13本など馬の大きさに合わせている。
 マンガノコ(ケン)の軸が回転する「馬車鍬」や刃を円盤状にした馬鍬など、新しく工夫されたものもある。

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このページは、昭和町公民館が作成した資料を、千田佐市商店がhtml形式にして掲載したものです。
実際の資料とは少し構成が違っていますことを、ご了承ください。
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