千田佐市商店ロゴ ←前のページ    次のページ→ Home  ▲

キダラ

 材料は「ミゴ」、木綿で縁を取り、黒い糸白糸で装飾模様を付ける。普通日除けとして使う方が多いが、由利郡では「セナカアデ」として用いる。キダラを着るときに、腰のところを少したるませて着る。

 もともと釜は湯を沸かす道具。鉄釜以前は土釜を使った。炊飯用の普及は新しく、自在鍵に鍋をかけて飯を炊いた。鉄釜で飯を炊くのは土製の塗り竈の出現が大いに関係したと思う。竈に鉄釜をかけるため、釜の中程につばを付けた「ハカマ」ができた。ハカマは竈にかけると、つばで竈と密着し火力が外へ漏れないようになり、煤が出るのを防いだ。

枡(ます)

 穀物や酒・醤油などの体積を図る計量具。枡の材料はヒノキ、杉を用い、角型の他に丸い桶もある。枡の量の基準が確立したのは大化改新の律令制度確立したときである。 
 室町時代・戦国時代になると私枡がでて、地方により様々になり、江戸幕府は江戸枡座を創設し、方4寸9分(約15p)深さ2寸7分の京枡を定めた。明治政府そのままこの枡を法定枡と定めた。

重箱

 2重、3重と箱を重ね、中に食べ物を入れておくもの。携帯用や贈答用、貯蔵用などの用途がある。ご祝儀の赤飯や饅頭を入れて、近所に配るのにも用いる。この時贈られた家では重箱を洗わずに中身を少し残して返したり、代わりのものを入れて返す地方もある。

 今日の盃は猪口を指しているが、近世に入ってから燗徳利と同じく新しいもので、以前はカワラゲのように大きいものでした。その後は様々なものが用いられてきた。大別すると平盃(ひらはい)と小盃に分けられる。平盃は口縁が広いもので、儀式用の重ね盃、1人用のものもある。
 小盃は口の小さい陶磁器の盃で、その形が猪の口に似ていることから猪口という。 猪口は江戸中期からはじめたと推定され、燗酒の習慣が広まるにつれて、燗徳利と共に普及した。

←前のページ    次のページ→

このページは、昭和町公民館が作成した資料を、千田佐市商店がhtml形式にして掲載したものです。
実際の資料とは少し構成が違っていますことを、ご了承ください。
〒018-1401 
秋田県南秋田郡昭和町大久保字片田千刈田428-3
株式会社 千田佐市商店  
千田佐市商店ロゴ

Home  ▲